【レジルシェアノートNo.1】ネガティブになりがちな停電をポジティブに。「防災」について考えていただくきっかけとなった防災イベントの様子とマンション停電点検の舞台裏をお届け!
こんにちは!レジルnote編集部の新開です。
レジルシェアノート(オープン社内報)No.1は、10月末に開催した「防災イベント」についてです。
中央電力ソリューション(以下 SOL)、分散型エネルギー事業本部(以下 DER)のメンバーが力を合わせ開催に至った初の防災イベントについて、当日の様子、お客さまの反応までレポートします!(2024年11月時点の情報)
本編に入る前に・・・
本編に入る前に、今回のイベントを開催するに至った背景とSOLが実施する保安点検について少しお話しさせてください!
特に保安点検に関しては、入社間もない方がご存知ない情報もあるかもしれませんので、他部署のお仕事内容を知る機会としてお読みいただければ幸いです😊🌸(知ってる人は飛ばしてください✌️)
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電気の保安点検について
マンションやビル・商業施設等に設置されている一定の規模がある電気設備は、電源を止めて点検することが法令で定められています。
社内でもたまに発信いただくように、当社の東京・大阪オフィスビルでも、停電点検が実施されていますよね☝️
当社の「マンション一括受電サービス」が提供されているマンションでも同様に、法令に基づいた停電点検を実施しています。当社サービスを導入しているほとんどのマンションでは3年に1度の頻度で停電点検が実施され、全館で約2時間ほど停電をして点検作業を行っています。
実は、法令で定められている年次点検は月次点検よりも確認する項目が多く、基本的には毎年停電をして点検する必要があります。
ただし、一定の条件を満たした場合(条件で定められた設備が設置されていたり、設備の状態が良い場合)は、1年ではなく3年に1度の点検で問題ないことが決められています。当社の一括受電を導入しているマンションが3年に1度の停電点検で良いのは、このような決まりがあるためです⭐︎(停電点検を実施しない年も、無停電でしっかり点検が実施されています☝️)
ちなみのちなみに、点検ではありませんが、24時間365日、リアルタイムで漏電を監視する「漏電監視装置」も設置しています…!(これ以上は長くなるので割愛しますが、詳細は「杉中さんの記事」にも記載していますのでご確認ください!)
というように、停電を伴う大掛かりな点検だけでなく、日頃からマンションの安全を確保するために、SOLのメンバーが活躍してくれています!
この「保安点検」は人間で言う「健康診断」のようなもの。平時の電力供給はもちろん、有事の際にも設備が正常に稼働するように、マンションの電気設備の健康状態をチェックする役割を担っています。
当社のサービスを提供するうえでは切っても切り離せない重要な役割であると同時に、お客様に「安心して、安全に電気を使っていただく」にあたって要となる業務です。
防災イベント開催の背景
そんな重要な業務である一方、全館が停電するとマンション内の設備や宅内の家電が使用できなくなるため、マンション内にいらっしゃるお客さまにご負担をかけてしまいます。
そんなネガティブになりがちな停電を『ポジティブに捉え、リアルに「防災」について考えていただく機会にしていただきたい。』そして『電気という身近な存在について、楽しみながら学べる機会をご用意し、安心・安全に電気を使っていただけるきっかけにしたい。』そんな想いのもと、停電点検にあわせた防災イベントが企画されました。
今回、防災イベントを企画されたのはSOLの田中祐子さんです。後日、田中さんの記事も公開予定なので、ぜひ読んでください🌷
少しお話しさせてと言いつつ、前段が長くなりましたがやっと本編です💁♀️
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当日の様子
防災イベントの様子
10月26日(土)午前8時45分。SOL、DERの関係メンバーが一堂に会し、マンション前の公園で朝礼を行いました。
入念な準備をしてきた防災イベント。準備も大詰めです。
イベント当日のスケジュールとコンテンツは以下の通りに進められました。
停電は10時〜12時。9時からの1時間は、各自持ち場につき、着々と準備を進めました。
そして10時。停電点検が開始されました。
まず住民の方にご参加いただいたのは、「防災イツモ講座」。NPO法人プラツ・アーツさんご協力のもと、防災グッズの最新情報や、避難生活に必要な防災の知識や技を講話いただき、ワークショップを通じた体験学習もご準備いただきました。
実際に被災地で得られた生の声をもとにした内容に参加者の方々も熱心に耳を傾け、メモを取る姿が印象的でした。
停電点検の様子
と、その裏では・・・技術メンバーが停電点検を実施している真っ最中でした。停電時間が決められている中での作業のため、邪魔をしないように少しだけ見学。
点検では、ペアになってお互いに声に出しながら確認作業をされていました。普段あまり見ることのない停電点検の様子。撮影しているこちらが緊張する空気感でしたが、一方で、こうやって電気の安全が守られているのだと実感することができました。
物件の安全を支えてくれていることに改めて感謝すると同時に…点検する後ろ姿がかっこよかったです。
イベントの様子に戻り…講座後には、お部屋の隣に設置した「地域の防災情報パンフレット」を多くの方が手に取ってくださいました。また、用意した防災グッズにもご興味をもっていただき、日常生活の中で備えのヒントを得られる場としてご好評をいただきました!
防災イベントの様子(午後の部)
午後からは、「いろいろ体験」コーナーが人気でした👏
コーナーでは、災害VR、感電体験、電気のショート(発火)実験等が経験できました。
感電体験や電気ショートの実験、コンセント発火の危険性を再現するなど、安全に電気を使う大切さを学べる実験も実施し、普段何気なく使っている電気への認識が改まるひと時となりました。
↑災害VR体験の様子。お部屋の中で地震が起こったことを想定したVRを流し、災害時の状況を視覚的に体感する機会をご提供しました。参加者の方は、「おお!」と声を出したり、あたりを見渡し、身振り手振りで反応されていました。
↑ 感電体験の様子。専用の機械を使用するため安全です。私も社内で体験させていただきました!
短時間でも流れると生命の危険がある電流量が50mAであるのに対し、今回の体験で流していたのは平均で2mA程度。体験してみて、約25分の1程度しか流れていないのか…と感じるぐらいには痛かったです。
体験された方にも、家電製品のアースを設置し、感電対策をする大切さを感じていただけたのではないかと思います。
↑ 電気のショート実験の様子。イベント内でいい感じの写真が撮れなかったので、社内でテストした時の様子です。
コンセント周りにホコリが溜まっていると何かの拍子に発火する恐れがあるそうです。実験では火花が結構飛んでいたので、これがカーテンやカーペットに引火し、火事が引き起こされるのか…と実感する機会となりました。
他にも、コンテンツはモリモリです!
停電時に使用できる発電機体験や、マンションで常備している防災グッズの展示等も行いました!
お子様に喜んでいただけるコンテンツも用意しました。以下は「防災博士の挑戦状(謎解き×防災ゲーム)」の時の様子です!
このコーナーで初めてお話しされた住民さんもいらっしゃいました。お子様に喜んでいただくだけでなく、大人の方も楽しみながら防災について学んでいる様子でした!
また各コーナーに設置されているスタンプを押し、スタンプラリーを完成させるとガチャガチャが回せるコンテンツも準備しました!
ガチャガチャは、災害時に使用できる防災グッズや長期保存が可能な食料等、ハズレはありません。お子様を中心に喜んでいただけました👏
怒涛の時間がすぎ、終えた防災イベントと停電点検。
今回のイベントではアンケートも実施しましたが、総合的な満足度(5段階中4以上の評価の割合)はなんと100%!
参加いただいた住民様からも、「住民同士が一緒に防災について学べ、交流できたことがとても意義深い」「防災意識が高まったと実感した」等の感想が寄せられました👏
私自身も見学させていただく中で、お住まいの方の真剣な様子、楽しまれている様子が拝見でき、とても嬉しかったです😊✨
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長くなりましたが以上です!最後までお読みいただきありがとうございました!
本記事に掲載できていないこともたくさんありますので、ぜひSOLやDERのメンバーに声をかけてみてください^^
今後も社内の様子をレポートし、皆さんにお届けできればと思いますので、「自分たちの取り組みも取り上げて欲しい!」「社内のこれについて知りたい!」等がありましたら、お気軽に編集部(新開)までお知らせください!
ではまた次回〜👋
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