【社員座談会】DX人材育成プログラム〜資格取得の秘訣は万全の社内協力体制にあり!〜
今回の記事では、中央電力の「DX人材育成プログラム」1期生の二人とメンターである南さんの座談会の様子をお届けします。
DX人材育成プログラムとは
プロフィール
不安を取り除いてくれるメンターの存在
──第1期生として新開さんと宮田さんが選ばれましたね。
南さん
このプログラムは「結婚や出産・育児などの大きなライフステージの変化があった際に、退職ではなく、新しいキャリアを選択することができるように」という想いから誕生しました。
私はメンバーの選出に直接関わってはいませんが、今後の中央電力の事業を支えていく中心となる社員であり、「新しいことに挑戦したい」という向上心が強い二人だからだと聞いております。
二人が所属している営業部門は、お客様に合わせて働くことが多いので、どうしてもライフステージの変化があった時に退職されてしまう方が多いんです。このプログラムをきっかけに、もしキャリアが一時的にストップしたとしても、再度復帰したり、別の部署へ異動したとしても、活躍できるような環境を用意してあげたいという想いがあります。
──DX人材育成プログラムに参加することが決まった時はどう感じていましたか。
宮田さん
私は新卒で入社してから営業以外のことはやってこなかったんです。
新開さん
私も宮田さんと同じで営業の経験しかなかったです。 そんな時に「こういうプロジェクトがあるんだけど参加しない?」というような形で声をかけていただきました。
宮田さん
正直始めは「何から手をつければいいのか」、「いつまでに何を習得したらいいのか」を全く把握できていなかったので、「どうしたらいいんだろう」と漠然とした不安がありました。
新開さん
私もSalesforceは営業の業務で普段から使うところしか触れたことがなかったんです。 だからそれ以外の大半の機能は全く知らない状態で、不安が大きかったですね。
──そんなお二人のサポートをするのがメンターである南さんの役割ですよね。
南さん
はい、その通りです。私がSalesforceの勉強を始めた時は、社内に教えてくれる人がいなくて、自分で勉強をしていたのでやっぱり大変だったんです。だから、二人をしっかりとサポートしたいと意気込んでおりました!
今回は基礎知識のセミナーを5日間と直前の対策セミナーを2回ほど実施しました。後は週に1度のペースで、二人の疑問点を解消するようなミーティングも設定していました。
宮田さん
私は勉強をする上で、南さんの存在がとても大きかったです。「いつまでにこの範囲まで勉強したらいいよ」、「ここからは予想問題をひたすら解けばいいよ」など勉強方法を具体的に教えていただいたおかげで、自分の中で資格取得までの道筋が明確になっていきました。
新開さん
あとは「こういうグループがあるから入ってみたらどう?」と同じ資格を勉強している人たちのコミュニティを紹介してくださりました。私はそのおかげもあって、Salesforceを勉強している社外の同じ年代の方と出会うこともでき、勉強のモチベーションアップに繋がりました。本当に南さんには感謝の気持ちでいっぱいです!
南さん
私はただ効率的な勉強のやり方をレクチャーしただけで、実際に頑張ったのは二人なんです。実は、今年度末(2023年3月)ぐらいまでに二人が資格を取得できればいいなと思っていたんです。そしたら2022年10月にプログラムが始まって、12月の試験で合格したんです!2ヶ月ですよ!さすがだなと思いました。
資格取得のための協力体制「二人だから頑張れた」
──自主的におふたりで一緒に勉強されていたと聞きました。
宮田さん
平日は業務が終了した18時〜20時頃まで、新開さんと一緒に勉強する時間を確保していました。
新開さん
私たちは拠点も離れているので、オンラインで繋いで勉強をしていました。 初めの30分間はお互いの疑問点を解消する時間で、残りの1時間半は音声をミュートにして、お互い黙々と自分が勉強してる画面を映して勉強をしていましたね。
宮田さん
勉強会は新開さんが提案してくださったのですが、2人で勉強すると1人で勉強をするよりも捗り具合が全く違うので、新開さんがいてくださってとても心強かったです。「今日仕事で疲れたな、ちょっとしんどいな」という時も、「新開さんも頑張ってる!」と思うと、毎日しっかりと勉強できました。その積み重ねが合格に繋がったんだなと今改めて実感しています。
新開さん
私も宮田さんが心の支えでしたね。ものすごくしっかりしていて、私が先輩にもかかわらず、色々フォローしてくれてとても頼りにしていました。「宮田さんには絶対に受かってほしい」と心から思っていましたし、私も頑張ろうと刺激をもらえるような存在でした。
──通常業務との両立が難しいと感じたことはありましたか。
新開さん
今回のプログラムは広報や人事の方から、社内外に向けて大々的に発信をしていただきました。そのおかげで、私がプログラムの研修に出なければいけない時も、通常業務の対応を周りの方が率先して巻き取ってくださっていました。私から対応をお願いする前から上司や先輩方がサポート体制を築いてくれました。特に自部署の方には理事会や工事対応など細やかにサポートしてくださりとても感謝していますし、それがものすごくありがたい環境だなと感じました。
また「社内通達見たよ、頑張ってね」と声をかけていただくこともあり、 全社的に「協力体制」というと少し大袈裟かもしれませんが、応援してくれる人が多いなと感じてとっても嬉しかったです。
真のDXを目指して
──資格を取得して実際の業務に活かされているなと感じますか。
新開さん
はい!そう感じています。実際の業務でも「新開、これわからんねんけど」とか「これどうすんの」と色々聞いてきてくれます。みなさんのサポートができて、かつ自分の勉強にもなるので、すごくありがたいなと感じています。
資格取得がゴールではなく実際に触れて覚えて、活用していくことが1番大切だと思っているので、今後も積極的にみなさんをサポートしていきたいです。
宮田さん
私も業務的な面で、Salesforceに関することを任せてもらえることが増えました。「商談のレポートを作ってほしい」という依頼などを受けると、前より頼りにしてもらえている気がします。
南さん
Salesforceでは営業のレポートを作成したり見ることができます。「こんなレポートを作ってほしいな」と営業の社員が思っても、気軽に依頼できる環境がなかったり、作成に時間がかかってしまう状況だと「わざわざ頼むほどじゃないかな」と諦めてしまうこともあると思うんです。でも部門にSalesforceを使える人がいることで、こういった事業のスピードが格段に上がると期待しています。
それに私はSalesforceのシステムのことはわかっても、営業の「何がめんどくさいか」「どんな業務を効率化できるか」という日々の業務の詳細のところまでは把握しきれないんです。だから二人みたいに、営業とSalesforceの両方を理解できる人がいると、「こうできたらな」を解決するスピードが上がると思います。会社がどれだけすごいシステムを使うかよりも、現場の全員が気軽にシステムを使えるようになること、これが真のDXだと思っています。
──今回のプログラムの反響はいかがですか?
南さん
「いいな!私もやりたいです!」という声を社内から聞きます。このプログラムは会社にとってもメリットがあるのはもちろんですが、それに加えて参加する社員にとってもメリットがあるような制度を目指しています。スキルを身につけることは、武器が1つ増えることになるので、この制度はキャリア支援の福利厚生とも言えるかなと思います。
今回は初の取り組みだったので、会社側で参加する社員を選出しましたが、今後は公募制にできたらいいなと考えています。また、Salesforceの資格に限らず、幅広く資格取得をサポートする制度を人事グループで設計していると聞いています。
3人が目指す今後のキャリア
──1、2年後の目標を教えてください。
新開さん
営業で1番を取りたいなと思っています。ただ周りの人を差し置いて、自分が1番になりたいということではないんです。私の周りには尊敬できる先輩や上司がたくさんいるので、どんどん真似をしていきたいなと思っています。私は4年目になりますが、まだ後輩がいなくて、大阪の本社の中では1番若手です。若手の特権を活かしてたくさん吸収して、いつか1番を取るのが直近の目標ですね。
宮田さん
私は今は営業をしていますが、今後は営業の経験とこのプロジェクトで身につけたSalesforceの知識を活かして、興味があるマーケティングなどの分野に携わっていけたらなと考えています。12月に取った資格はSalesforceの基礎の部分で、そこから様々な分野に枝分かれをしています。今回いただいた機会をきっかけに、今後も自分が挑戦したことがない分野にもチャレンジしてみたいと思っています。
南さん
私は新開さんや宮田さんのような社員をもっと増やしていきたいです。営業にプラスしてSalesforceという武器があるということは、自身のキャリアとしてもすごく強いと思うんですよ。Salesforceをきっかけに、もっといろんなところに可能性が広がっていく、そんな社員が増えるようにサポートができたらいいなと考えています。
中央電力には自分を全力でサポートしてくれる環境がある
──どんな人と一緒に働きたいですか?
宮田さん
いろいろなことに興味を持てる方と一緒に働きたいです。中央電力はまだまだ挑戦の過程にあり、変化が多い会社です。その変化に興味を持って前向きに捉えてくれる方であれば、私もいい刺激を受けますし、お互いにポジティブでいい雰囲気で仕事ができるんじゃないかなと思います。
南さん
私も宮田さんと同じで、好奇心旺盛な人がいいなと思います。中央電力は社名の通り、今は電力がメインの商材ですが、どんどん事業の幅が広がっていったり、変わっていっています。私の体感でいうと、もう何年後かには全く違う事業を始めていてもおかしくないなというスピードを感じています(笑)だから変化が好きな人であれば、楽しんで仕事が出来るのかなと思います。
──求職者の皆様に伝えたいことはありますか?
新開さん
私が中央電力に入社したのは「自分が電力会社に向いている」と思ったからではありません。「自分ができることをサポートしてくれる環境があるな」と心から思うことができたので入社を決意しました。
自分に自信がなかったり、自分の長所がわからない人でも、中央電力には長所を見つけてさらに伸ばしてくれる人がいて、自分の頑張りを全力で支えてくれる環境があります。
私は「長所は負けず嫌いなところです」とよく面接で言っていましたが、いざ入社してみると、その負けず嫌いなところを、より伸ばしてくれる上司がいて、それを支えてくれる方が周りにたくさんいました。だから「中央電力にはそういう環境があるんだよ」ということをお伝えしたいです。それに私もみなさんを支えられる1人になりたいですし、なれるように頑張りたいと思います。