【事業本部長インタビュー】「マンションに新たな価値を」再エネ×防災を実現するマンション事業本部の新サービスと組織。

 
みなさん、こんにちは!
より良い社会を築くために、「結束点として、社会課題に抗い続ける」をパーパスにしている中央電力株式会社(以下、中央電力)の採用広報担当です!
私たちは「8億人にソーシャルグッドを紡ぐプロフェッショナル集団」を目指している会社です。

今回は、中央電力の基盤事業を管轄するマンション事業本部の本部長である石井さんにインタビューをしました。
中途入社だからこそ感じる中央電力の印象や、新しく始まる事業について、事業部で実現したいミッションや採用面接についてなど。根掘り葉掘り聞いてきましたので、最後までお付き合いください。

プロフィール

石井 大地(いしい だいち):神奈川県生まれ、千葉県育ち。大学卒業後、株式会社本間ゴルフにて法人営業に従事。その後楽天株式会社、株式会社博報堂DYスポーツマーケティング、株式会社リクルートライフスタイル(現:株式会社リクルート)にて営業職、企画職、新規事業の立ち上げから事業運営に携わる。株式会社ビズリーチでは、人事責任者として様々な制度改定を担当しながら、上場も経験し、2022年11月に社長付で中央電力に中途入社。2023年1月からマンション事業本部長として本部運営に従事。趣味は野球・ゴルフ・サーフィン・ドローン・焚き火・凧揚げと多岐に渡る。

社会を支え、挑戦できる環境があったから

──中央電力にジョインしたきっかけを教えてください。

前職の株式会社ビズリーチ(以下、ビズリーチ)では人事責任者として人事制度の改定や規定変更、働き方改革などを実施しながら会社の上場を経験しました。軌道に乗ってきたところで自分のキャリアを振り返り、これまで携わってきた事業サイドでの経験やスキルこそが自分の強みであり、さらに磨きをかけたいと考えていました。そんな時に、中央電力のSMB事業本部長の村田さんに誘われたのがきっかけです。実は彼とは楽天株式会社(以下、楽天)や株式会社リクルートライフスタイル(以下、リクルート)時代に一緒に働いたことがあり、私がリスペクトしている人物の1人でもあります。電気については全くの素人でしたが、また彼と一緒に働けることのご縁や、新しい挑戦にワクワクを感じ飛び込みました。

──中途入社の石井さんから見た中央電力はどんな印象でしたか。

生活には欠かせないインフラを提供し、社会を支えている会社であるということ。その責任感を全員が理解し、業務を全うしている集団の中で働けることが魅力的だと感じています。そして現在、会社の第二創業期として位置付けているからこそ様々な変化があり、チャレンジできる環境があるということも魅力ですね。


中央電力の柱 マンション事業とは

──基盤事業であるマンション事業について教えてください。

弊社のマンション事業では、マンションの受変電設備を管理し、電力の供給や電気保安管理などを通して、安心・安全な電力サービス=マンションのエネルギーをマネジメントするサービスをご提供しています。中央電力ではこのサービスを長きに渡り実施し、現在は約2,200棟約175,000世帯の方々からご期待をいただいております。(2023年3月現在)

──2,200棟!多くの居住者さまに利用いただいているんですね。

はい、とても有難いことだと実感しております。このサービスは、マンション居住者さまの全員がまとまることで可能になるサービスです。マンションに住んでいる方々のそれぞれのご意見や想いを受け止め、マンション全体のためにご理解いただくので、そこには居住者さまと営業のそれぞれのストーリーがあることになります。だからこそ、この営業メンバーが築き上げてきた実績はすごいことですし、誇れるものだと思っています。

──その強い営業力の秘訣はどこにあるのでしょうか。

マンション居住者さまだけではなく、マンションを所有するオーナーさまにとっても、このサービスを導入することがマンションの付加価値になると考えています。そして営業メンバーも、このサービスの価値を理解しています。だからこそ、その良さをひとりでも多くのお客さまに知っていただきたいと、愚直に営業をすることができているのだと思います。営業というより、居住者さまに寄り添い、意見をまとめていくコンサルタントに近いのかもしれません。

そして、このサービスは平均して10年〜15年と契約期間が長いことも特徴の一つです。契約して終わりではなく、契約後も継続してお客さまと信頼関係を構築することができます。


パーパス『結束点として、社会課題に抗い続ける』の実現

──現在のマンション事業本部の課題を教えてください。

2004年から提供しているマンションのサービスですが、電気料金の低減により、マンションの修繕積立金の不足分を補うことで、マンションの維持に貢献してきました。サービスを提供する中で、マンションの次なる課題として多かったのは、災害(停電)時の対策やマンション価値の向上などでした。当社として、電力供給の最適化をになう中で、付加価値を提供できないか検討してきた結果、今回4月から始まる新サービスへと繋がっていきました。

お困りごとを当社に伝えていただいた管理組合さまはじめマンション居住者さまと、真摯に現場でヒアリングしてきた社員によって出来上がったサービスだと思っています。

──その新しい「マンション防災サービス」について詳しく教えてください。

「マンション防災サービス」は受変電設備に加えて、太陽光パネルと蓄電池を無料でマンションに設置し、災害時や停電時にも水道ポンプやエレベータ、共有部に電気を供給することで生活維持を支援するサービスです。
最近は、温暖化の影響により、災害被害が増える傾向にあります。台風により、送電鉄塔が倒れ、停電がおこったり、その影響で、水道ポンプが動かず断水になり生活が困ったということも起こっています。マンションでは、停電が起きると、エレベータや水道ポンプが動かず、生活インフラに大きな支障が生じます。水道ポンプが動かないと、飲み水はもちろん、トイレの水も流せなくなってしまいます。。いくら個人で防災対策をしてもマンションの設備までは高額な費用も必要となるため手が回っていないことが多いのが現状です。災害時に在宅避難をしても最低限の電気を使用でき、安心して暮らせるような新たな価値を届けたいという想いがあります。

そこで、受変電設備を当社が管理していれば、マンション全体の電気をコントロールできます。太陽光発電と蓄電池を設置することで、停電時には自動で水道ポンプやエレベータに蓄電池から電気を供給し稼働させることができます。通常であれば3〜4,000万円の設備費用が新たにかかってしまいますし、設備のメンテナンスやコントロールするのは大変で、簡単に導入できる仕組みではありません。電気も、デジタル技術も、電気保安やオペレーションもノウハウをもっている弊社だからこそ、設備費用をいただくことなくできるサービスです。

──この「マンション防災サービス」を通して実現したいパーパスとは何でしょうか。

マンションの居住者さまへは安心な生活と資産の価値向上を、社会に対してはカーボンニュートラルの実現です。世界各国が2050年までに二酸化炭素の排出量と吸収量を均衡させることを目指し、様々な取り組みをする中で、日本ではなかなか進んでいません。特に一般のご家庭では、普段の生活の中でカーボンニュートラルを意識する場面が少なく、世界から遅れを取っている原因のひとつになっています。

この課題を大きく改善できるサービスが、まさにこのマンション防災サービスです。太陽光発電に切り替え、二酸化炭素の排出を抑えることができます。また、蓄電池を有効活用することで、天気が良い日の昼間に発電した太陽光由来の電力を夜間や悪天候時も使うことができ、一年を通して安定的にグリーン電力を使用できます。

さらに、マンション居住者さま専用のEV充電サービスや、便利で快適な移動サービスをパートナー会社の仲間達と一緒に準備しています。これらのサービスも便利の先にCO2の排出量という社会課題の解決につながるものとなっています。

次世代に向けた社会のための課題に立ち向かうのは、まさに当社のパーパス『結束点として、社会課題に抗い続ける』、我々が現代と次世代との結束点になれる、その為の社会課題に抗い続けることだと思っています。今後は、2030年までに3,000棟のマンションと契約、そしてその全てのマンションを再生可能エネルギー100%のマンションにするというのが目標です。ちなみに、マンション3,000棟への全量再エネ供給が実現すると、年間で東京ドーム約177個(体積)分のCO2を削減できると試算しています。


メンバー全員が当事者意識を持てる組織へ

社内イベント「納会」に参加する石井さん

──中央電力には成長できる環境がありますか。

はい、あります。私は、どれだけ多くの打席に立つかが成長に直結すると考えています。中央電力は現在変革の真っ只中で、目まぐるしいほどの変化が起こっています。自ら手を挙げてチャレンジすることでたくさんの打席に立つことができます。私がこれまで経験したリクルートやビズリーチに比べても、成長の機会が多いと感じています。自分でアンテナを張り、この状況をチャンスと捉え、楽しむことができる人の成長スピードは早いなと思いますし、そんな人にとって中央電力は成長を促進させる最高の環境だといっても過言ではないですね!

──メンバーにどんなことを求めていますか。

役職や社歴に関係なく、メンバー全員が事業を成長させる当事者であるという認識や覚悟を持ち、役割を全うしてほしいと考えています。とはいえ、全員が当事者意識を持つのは簡単なことではありません。だからこそ、その環境を創り出すのが私の役割だと思っています。具体的には、メンバーが自分ごととして捉え、主体的に動けるように「期待して任せる」ことを特に心がけています。ひとりひとりに対して「〜なところを期待しているよ」、「〜な成長をして欲しくてこのプロジェクトをあなたに任せている」と言葉で伝えます。些細なことかもしれませんが、コミュニケーションをしっかり取り、信頼関係を築くことにより、メンバー全員が当事者意識を高く持ち、業務に向き合ってくれると考えています。

もし失敗してしまったとしても、それは私の責任です。それに「なぜ失敗したのか」が明確にわかるような失敗であれば、それは「ナイストライ!」だと思います。きちんと振り返りをして次に繋がる「意味のある失敗」は人をどんどん成長させます。失敗を恐れず打席に立てるように、そんな環境づくりも大切にしています。


──採用面接で石井さんも面接官をされていますよね。

はい、最終面接の面接官をしています。面接は我々が見極めたり、選別したりする場だと勘違いされている方が多いのですが、私は求職者の方と我々はフェアな関係であり、お互いに選ぶ側でもあり、選ばれる側でもあると考えています。だからこそ「選ばれる側」という意識を持ち、私の方から先に自己紹介や会社のアピールをさせてもらっていますし、どうしたら「選ばれる会社」になるのか、と日頃から考えています。面接では皆さんが求めているものが中央電力にあるのかが分かるように、お互いによく知る時間にできればいいなと思います。

──最後に、求職者のみなさまへメッセージをお願いします。

私は、アントニオ猪木さんの詩集のタイトルでもある「馬鹿になれ」という言葉を大切にしています。学生時代にこの詩集を読み、社会人になってからは常に120%で馬鹿になったように走り続けてきました。これまでの私のキャリアや転職を振り返っても、120%でやりきったからこそ見えた世界があり、その世界を実現したくて次のキャリアを選び今ここにいます。

私が転職の際に会社に求めていたことは、自己成長できる環境があるかどうかです。だからこそ「成長する機会を自ら掴みたい」と思っている方には、中央電力はとてもいい環境だとおすすめできます。そして、第二創業期と位置付け成長を続ける今、改めて一緒に『結束点として、社会課題に抗い続ける』仲間を求めています。また面接でお会いできる日が来るのを楽しみにしています。

記事を読んでいただきありがとうございました。